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日々のことを徒然と。あと、絵や二次小説も掲載しています。主にリリカルなのは中心です。
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まつろわぬ日々(リリカルなのは・クロノ転生)

4-3





 ――時空管理局本局。

 次元空間に浮かぶ機械の人工島は、あえて形状で表すなら有刺型のサザエに似ているだろうか。せり出した突起部は鋭角的で、よくよく見ればその端々に魔導兵器と思われる砲門が静かに眠りについているのが判る。さながらそれは要塞のような装いであった。

 そんな海に浮かぶ浮島のように次元空間をたゆたう姿は、広大な次元の海から見ればあまりに小さく、数多の世界を管理する組織の本拠としてはいささか弱弱しささえ感じられる。

 しかしながら、それは広大な次元の海に揺られているからこそ感じる感想というものだった。

 本局の規模は凄まじく大きく、地上部隊の本拠というべき第1世界ミッドチルダの地上本部がゆうに数個は余裕で納められるだけの巨大さを誇っている。

 多くの艦船を格納しつつも、人がそれこそ何百万という単位で暮らしているのだ。その規模はもはや一つの世界と言っても過言ではない。

 その身を置く空間の広大さから見れば、小さな浮き島。しかし、人の身から見れば途方もない規模の巨大な人工世界。

 まさに魔導技術と科学の粋を集めた人間の叡智の結晶。

 それこそが時空管理局本局。次元世界にぽつんと在る、巨大な小世界である。

 その人が造り出した叡智の結晶の中。その一角。

 提督級管理局員の執務室が集められた一角の、更に小さな一室。

 そこに、色を失くした髪を上品に後ろに向かって撫で付けた一人の老人がいた。

 執務机の右側に置かれた未決済の書類を手に取り、書かれた内容を吟味して判断を下した後、左側に積まれた書類の上に置いていく。

 その作業を淡々と繰り返す姿は、まさにルーチンワークと呼べる姿だったが、件の本人はその単純作業に飽きている様子は見られない。むしろその目は書類の中身だけでなく、果てはその先に見える現場の状況にまで向けられているかのような、真剣な色を見せていた。

 その姿はまさに理想的な管理局員だと誰もが言うだろう。

 事実、彼は長く管理局に勤めた上で多くの功績を残してきた傑物である。中には彼を英雄と呼ぶ者もいるほどの、まさに管理局の雄とも呼べる偉大な提督であった。

 その多くの事件を見続けてきた瞳が、不意に書類から外される。そしてその目が向けられたのは執務室と廊下を隔てる一枚の扉だった。

 コンコン。

 一泊の間を置いてノックの音が彼の耳を打つ。

 しかしその来訪を念話によって既に聞かされていた彼は、本来のスケジュールにはない訪問ではあるが、特に不思議に思うこともなく来訪者を受け入れる。

「入りなさい」

 その言葉が白く濃い口髭の隙間からこぼれると、すぐに扉は独特の空気音と共に横にスライドする。

「失礼します、父様」

 入ってきたのは、黒を基調としながらも特徴的なデザインをしている服を着た女性だった。ワンピースタイプのスカートの裾は太ももの半ばまでしかない。局員の制服と言うには不釣合いな姿である。

 しかし、それもそのはず。彼女は局員ではあるものの、人間ではなかった。

 頭についた猫耳と、後腰部から覗く細い尻尾。魔導技術によって作り出される魔導師の下僕――いわゆる使い魔である。

 彼女が着ている服は、彼女が父様と呼ぶ主が作り出したもので、言ってしまえば使い魔としての正装である。ゆえに、局員であっても制服着用の強要はされず、使い魔の正装としてその姿でいることが認められているのだった。

 そんな使い魔である猫の少女は、普段の彼女からは考えられないほどに表情が強張っていた。余裕というものがまるで感じられないその様相に、彼女の主である彼も思わず眉を寄せる。

「アリア。急に連絡を寄越すから穏やかではないと思ってはいたが……一体どうしたんだ」

 長い時を重ねてきた者だけが持つ、穏やかで染み渡るような声で彼は尋ねる。

 娘とも呼べる彼女がここまで取り乱すなど、ここ最近では見たことがない。その事実に彼もいくらか驚きを感じてはいたが、それを表に出すことはない。

 まずは自分が全幅の安心を与える存在であると示すこと。それが相手の気持ちを落ち着かせるために重要なことであると、彼は経験的に知っていた。

 その穏やかながらも山のように落ち着いた彼の姿に気持ちが落ち着いたのか、アリアは一度深呼吸をして一層平常心の回復に努める。

 そして小さく息をつくと、その表情は真剣ながらも先程までの切迫感がなくなった顔つきへと戻っていた。

「すみません、取り乱してしまって……」

「いや、気にすることはない。私としても、お前の珍しい姿を見れていい休憩になったよ」

 微笑みと共に言われた言葉に、アリアの頬に微かに朱が差した。

 それを更に彼は微笑ましく見つめるが、その手のかかる子供を見るかのような視線に居心地の悪さを感じたアリアは、一度こほんと咳払いをして気持ちを切り替えた。

 同時に、眦を下げていた彼も目つきを鋭いものにする。

「報告があります」

「聞こう」

 彼の提督としての威厳が滲み出し、部屋に満ちる。

 その張り詰めた空気の中、アリアは少しだけ目を伏せて彼女が先程見てきた事実を告げる。彼にとって、あまりにも衝撃的であろう事実を。


「クロノが、八神はやてと接触しました」

「………………な、に?」


 そのたった一言に、彼の目は限界まで見開かれ、口は声を発することが出来なくなった。

 一体その内心にどんな思いが渦巻いているのか。そんな主の姿に痛ましげな目を向けるアリアだったが、しかし伝えるべきことを伝えなければと更に報告を重ねていく。

 クロノが現地の高町家に訪れているところに、八神はやてと守護騎士の一人が来訪。

 後にその三人に高町家の娘と思われる少女一人を加えた四人が八神家に。

 それからすぐに八神家に外側から順に認識阻害・遮音・侵入迎撃・封鎖の結界が多重展開されたため、中の様子は全く不明。

 一時間ほど後に結界が解除され、クロノと高町家の少女が出てくる。しかし、その中で何が行われていたのかは依然として判らない。

 現在クロノは高町家を離れて時空管理局の中継ポートで休んでいる。以上。

 報告すべきことを報告し終え、アリアは正面に机越しで座る主へと視線を向ける。

 彼は机に両肘を突いて手を組み、組んだ手の上に額を乗せて、何かに打ちひしがれるかのように頭を垂れていた。

 その姿勢のまま無言。そんな彼の内心を慮れないアリアではない。もう一人の使い魔、ロッテよりも冷静で洞察力に優れる彼女だからこそ、彼の内心がよりリアルに想像できてしまう。

 だからこそ彼女にはどんな言葉をかければいいのか判らない。結果として、室内はひどく静かな空間と化すしかなかったのである。

 ――そうして数分。

 ようやく彼は顔を上げて、立ち上がった。はっと彼のほうを見るアリアに背を向け、執務机の後ろの壁にはめ込まれた窓の向こうに視線を向ける。

 窓に映る彼の表情は、傑物とまで言われた提督とは思えないほどに疲れた老人のようなそれであった。

「――……そうか……」

 掠れるような声で呟かれたそれは、アリアの報告への相槌であった。

 もたらされた情報が持つあまりの衝撃に、彼は数分という時間を使ってようやく思考を纏めることができたのである。

 彼のような男がそれほどまでに心乱される。

 クロノ・ハラオウンが八神はやてと会う、ということは彼にとってそれだけの衝撃を伴う出来事であった。まさか、その二人が出会うなど思ってもみなかった。

 これからもし、友好を持つようになどなったとしたら……。そんな想像さえ浮かぶ。

(しかし、それでも私は……)

 窓に手をつき、ぐっと握り拳を作る。

 どのような事態が起ころうと、自分がするべきことに変わりはない。それを再度確認するように拳を強く握る。

 窓に映る表情は、既に疲れた老人のそれではない。時空管理局の海にその人在りと言われた英雄、ギル・グレアムの名に相応しい厳しく鋭い眼差しがそこにはあった。

















新暦65年9月末 海上


「――グラーフアイゼン!」

≪jawohl!≫

 赤いロリータドレスにしか見えない騎士甲冑に身を包んだヴィータが、空中で己の相棒へと呼びかける。

 次の瞬間にはヴィータの目の前に四つの鉄球が現れた。それはまさしく鉄球と言うしかないものであり、どう見ても魔法少女が武器に使うとは思えないものであることに間違いはなかった。

 そんな俺の感慨を余所に、ヴィータはそれに向かってハンマー型デバイス・グラーフアイゼンを振りかぶった。

「いっけぇッ!」

≪Schwalbe fliegen≫

 グラーフアイゼンを鉄球に叩きつけ、一気に四つの鉄球が彼女の前方へと高速で飛んでいく。

 赤い魔力光を伴って真っ直ぐ飛んでいくそれの先にいるのは、足元に桜色の小さな羽根を生やした白いバリアジャケットを身にまとった少女――高町なのは。

 迫り来る四つの鉄球を前に、なのははすぐさま身を翻らせてその小さな身体を空に躍らせた。

 しかし、ヴィータによって操作された鉄球はどれだけ逃げてもしつこくなのはの後を追ってくる。

 そのことを悟ったなのはは、自身の周囲にディバインシューターのスフィアをセット。五つ生み出されたそれを伴って、空を翔る。

 そして一時急加速。鉄球との間に距離を作った後に反転、待機させていたシューターを四つ解き放つ。

「シュート!」

≪Devine shooter≫

 狙い通りに四つ。その全てをなのはのシューターが叩き落す。

 それを見届ける間もなく、なのははすぐさま一つだけ残してあったスフィアを自分の下に向けて放った。

「シュート!」

 桜色の弾丸が海に向かって放たれる。それと同時になのはは海面と平行して空中を移動。

 そのなのはがいたところを、ヴィータのハンマーが通過していく。

「ちっ」

 小さな舌打ちを残して、ヴィータがラケーテンフォルムになっていたグラーフアイゼンを解除する。そう、ヴィータは逃げるなのはの軌道をなぞり、予測して、奇襲を敢行したのである。

 結果、なのはに避けられてはしまったが、それでも充分に脅威を知らしめることは出来ただろう。

 ちなみに、なのはがディバインシューターのスフィアを一つ残しておいたのはその牽制のためだったのだろうが、これについては読みが甘いと言わざるを得ないだろう。あれしきのスフィア一つぐらいでは、ヴィータの突進を弱らせることなど出来なかったのだ。

 そして、かわしたなのはは既に次の行動に移っている。

 レイジングハートがシューティングモードに移行。その穂先は真っ直ぐヴィータに向けられている。

≪Devine buster≫

「バスターッ!」

 溜めの時間の短さの割には太く圧縮された魔力砲がヴィータに向かう。しかもその保有する魔力量のわりに意外と速い。この魔力集束技能だけは誰にも真似のできないなのはの才能である。これにAAAランクの魔力資質が加わるのだから手がつけられない。

 そんな砲撃に対して、げっ、と若干焦ったような声を出しながらヴィータは素早くその射線から飛びのく。そして空中で姿勢を制御しながら、ヴィータはなのはへと視線を向けた。

 その瞬間、ヴィータの手に握られたグラーフアイゼンのデバイスコアが僅かに光る。

 瞬時、なのはの背後から二つの鉄球が一気に襲い掛かる。ヴィータはなのはが逃げている間に既にいくつかの球を空中に置いていたのだ。今回はその中から比較的近い位置にあったものを操っただけのことだった。

「え、ええ!?」

 しかしなのはにとっては突然背後に脅威が現れたわけで、迎撃の準備など出来ているはずもない。

≪Protection≫

 よって、なのはに出来ることは攻撃を受け止めることだけだった。

 しかし、それを受け止めている間にヴィータは既に攻撃の体勢を整えている。

「グラーフアイゼン!」

≪Raketen form≫

 ハンマーの片側に鋭い尖突部が出現し、その反対側にはロケットの噴射口としか言いようがないパーツが形作られる。

 そしてその見た目を裏切らず、ロケットエンジンのように魔力の爆発エネルギーを噴射し始める。

 その勢いに任せてヴィータは一回転。遠心力を利用して、弾丸のようになのはに向かって突き進んでいく。

「ぶち抜けぇ――ッ!」

 威勢のいい掛け声と共に、ヴィータの姿が引き寄せられるかのように空を飛ぶ。ヴィータが放った鉄球を受け止めていたなのはは、そちらにも目を向けるが、対応に困っている様子があからさまにわかった。

 というのも、基本的にパワーに傾倒した感のあるヴィータである。一度敗れてレイジングハートを改修していないこの時点では、プロテクションなどの防御性能が改修以降と比べて明らかに劣っているのである。

 ゆえに、なのはは鉄球を受け止めながらの判断を下さなければならない。

 その時、なのはがとった手段は咄嗟の方法としては及第点を与えられるものであった。

「レイジングハートッ!」

≪Round shield≫

 なのははラウンドシールドを展開すると、ヴィータのハンマーが接触した瞬間、シールドを斜めにすることで攻撃をいなしたのである。

 同時に受け止めていた鉄球をプロテクションごと力尽くで弾き飛ばすと、すぐさま上に向かって飛び上がった。

 これには見ていた俺も驚いた。なのはがまさかこの時点であんな巧い手を使うとは思わなかったからだ。

 ……まぁ、受け止めようとしてバランスを崩しただけのようにも見えたことには、突っ込まないでおこう。

 そうして危機を脱したなのはは、上空で一息つこうというのかヴィータから充分に距離をとって滞空した。肩で息をしているのが見えるので、体力的にもそろそろキツかったようだ。

 まぁ、模擬戦を始めてそれなりに時間が経っているし、身体の成熟していない9歳児なのだからそれも当然か。

 しかし、いくら体力が持たないからと言って、ここで気を抜くのは失策だったと言わざるを得ない。

≪――Master!≫

「え?」

 レイジングハートの焦燥の声を聴いたその時、なのはの上空から二つの鉄球がその頭上めがけて落ちてきているのがここからは確認できた。

 しかし、疲れと油断によってなのははそれを認識できていない。レイジングハートの警告に周囲に視線を送るも、上空は疎かになっている。

 ゆえに、鉄球は必然のごとくなのはの頭部を粉砕するかのような勢いで落下し続け――、

 激突する直前で二つともが大きな爆発を起こして、なのはを吹き飛ばした。

「きゃあッ!?」

 爆風に晒されたなのはは為す術なく一直線に海面に落ちていく。そして、そのままデカい水柱を上げて沈没した。

 まぁ、予想通りの結果か。そんなことを考えながら、俺はなのはが落下した地点へと飛んでいく。

 さすがに体力も尽きているだろうから、曲がりなりにも師匠となった身としては弟子を助けないわけにもいくまい。というわけで、なのは救出のために俺は海面に頭から突っ込んでいった。

 目に映る全てが青色に染まる視界の中、海中で器用に目を回して気絶しているなのはを見つけた俺は、手から離れていたレイジングハートと共にすぐさま抱え上げて上昇。

 そして海面から顔を出した俺たちを待っていたのは、今回の審判役であったシャマルと、こちらも微妙に疲れが見えるが自慢げに胸を張っているヴィータの二人だった。

「――はーい、そこまで! 模擬戦はヴィータちゃんの勝ちでーす!」

「へっ、当然だ。一対一ならベルカの騎士に負けはねぇ!」

 小さな身体で自信たっぷりに胸を反らすヴィータ。しかし、その姿は外見の幼さも相まって可愛いという感想しか出てこない。

 本人としてはカッコよく決めているつもりなのかもしれないが、微妙に仕草が子供っぽいので色々台無しであることは間違いなかった。

≪うーん、ヴィータさんが胸を張るには……ちょっと足りないのが残念ですね≫

 抱えているなのはの膝裏から響くのはイデアの声。なんでそんなところから声がするかというと、ガントレットを展開した状態で抱えているので、ちょうどそこにデバイスコアが存在するためだ。

 まぁ、そんなことは置いておいて。

 イデアの言を聞きとがめたヴィータは、ギロリとこちらを睨みつけてきた。

「……てめぇ、いま言っちゃなんねぇことを言ったな」

≪おや、気に障りましたか? 意外と繊細なんですね≫

「相変わらずてめぇは気に入らねぇ! デバイスのくせに生意気ばかり言いやがって!」

≪そちらこそ年齢に見合った大人らしさを身につけたらどうです、エターナルロリータ≫

「え、エタ……! こ、コロス! ぶっ潰してアイゼンの頑固な汚れにしてやるッ!」

≪上等です! こっちだってこの拳で突き破ってやります! さぁ、マスター!≫

「おい、何気に俺を巻き込むな!」

 怒りに震えてイデアを叩き潰そうとヴィータが迫る。しかしイデアを装着しているのは俺なわけで、必然的に俺が逃げることになる。

 追うヴィータ、逃げる俺。しかも今はなのはを抱えたままという面倒な状況だ。全く関係がない俺が逃げなければいけないのは一体どうしてなんだろうか。とはいえ、イデアだけ置いていったら、本当にプチッとやられるかもしれないのでそれも出来ない。

 まぁ、二人のこれはコミュニケーションみたいなものだから、本気で叩き潰そうとはしないと思うけど……たぶん。

 待て! と叫びながら追ってくるヴィータと、待つわけがないでしょう! と言い返すイデア。そして俺の腕の中で目を回しているなのは。更にそんな俺たちを外から微笑ましそうに見ているシャマル。

 なんとも平和な光景。これが管理局執務官と闇の書の守護騎士たちだと言っても、真っ当な管理局員なら信じられないだろう。

 不倶戴天の敵同士である両者が、こんな風に同じ空間にいられるなんて普通に考えればありえるはずがない。

 じゃあどうしてこんなことになっているのかというと、結局のところ俺ははやてや守護騎士を見捨てることが出来なかったということだ。

 闇の書の所持者とはいっても、この時点でははやては何の罪も犯していない。しかも守護騎士を家族として受け入れ、五人で幸せに暮らしているのだ。しかも、その願いはこのままの暮らしが続くこと。……この家族を問答無用で破壊できるほど俺は鬼畜じゃない。

 それに過去に闇の書が犯した罪を何も知らない現在の主に押し付けるのはナンセンスだし、危険物所持でしょっ引こうにも、ここは管理外世界。日本の法律に、武器でもないこの世界では単なる本を所持していて罪に問う法律は存在しない。

 一応S級の捜索指定ロストロギアは発見しだい管理外世界であっても、現地政府などにこちらの存在を秘匿した上でなら回収できるのだが……。

「待てコラー!」

≪だから待てと言われて待つわけがないでしょう!≫

 ……出会って、話して、仲良くなっちゃったからなぁ。今更問答無用とか無理です。心理的に。

 しかも俺には何とかできるかもしれない案がある。なのに、それを試すこともせず強制的になんて、無理です。執務官にあるまじきではあるけども。

 まあ、そこらへんは割り切ろう。闇の書の攻略に協力することを決めた時点で、管理局と相容れないのはわかっているのだ。俺が守護騎士と動く時は……とりあえず変装でもすればいいだろ。うちの猫的師匠たちみたいに。

(とりあえず、全部これからだな)

 これからどのように動いていくのか。頭の中にあるそれを思い描き、決意を新たにする。

 ――と、頭の中でそう考えているのだが。

 現実世界では幼女を抱えて幼女に追い回される少年という、何とも表現に困る状況にあったため、その姿は実に真面目な脳内とは裏腹に全然決まっていなかったりするのだった。

















新暦65年9月18日 夕方 海鳴市藤見町


 八神家で行われた会談は、最終的に俺たちもはやての解放と闇の書の攻略に協力することで一致した。

 闇の書の危険性、主に迫る危機、そして俺が提案した解決策。それらを七人で話し合った結果、協力体制を敷いて事に当たることに決まったのだ。

 中には管理局員としては完全に裏切り行為というか、犯罪行為になってしまうものもあるのだが、それについてはもう仕方がないと諦めるしかない。

 もし今日はやてたちに会わず、なのはと普通に別れて自宅に戻っていたら。そうしていれば、きっと俺は俺が知るとおりのストーリーを変えようなんて思わなかっただろう。

 しかし、出会ってしまった。そして言葉を交わし、お互いの考えを知ったことで情が生まれてしまった。しかも、闇の書には浅からぬ因縁を持つ俺である。ここまで来て知らない振りで日々を過ごすことなど、到底できそうにはなかったのだ。

 だから俺は、この際開き直って全面的に関わっていくことに決めた。実感のなかった物語にはもう戻れない。生の彼女たちを知ってしまった以上、その時にはもう戻れないのだ。

 知ってしまった以上、そこから目をそらすことは逃げでしかない。父さんを死なせた原因である闇の書から逃げるなんて真似、できるわけがない。

 その考えの下、俺は管理局員としての立場をかなぐり捨ててでもこの件に全力で取り組むことを決めたのである。

 とりあえず今回の話し合いで決まったことは、協力していくことだけだ。具体的には情報の共有や実戦での共闘、それからなのはの訓練に付き合ってもらうことも入れておいた。

 これにはなのはも驚いていたが、よくよく考えればレイジングハート監修とはいえ、一人での訓練には限界がある。そこに熟練した騎士が加わってくれれば、なのはの監督と共に対戦相手としても非常に助かることになる。

 そのことに気づいた俺は、早速その旨を伝えてお願いしてみた。結果、なのはちゃんのためなら、ということではやて了承。守護騎士も了承。ちなみにヴィータが一番楽しそうだった。

 しかし結局決まったのはそれぐらいで、細かいところはこれから詰めていこうということで今日は解散となった。

 そんなわけで、俺は現在なのはと並んで八神家から高町家への帰路を歩いているのである。

「……ねぇ、クロノくん」

「ん、なんだ?」

 隣を歩くなのはが、どこか気落ちしたような声で俺を呼ぶ。

「はやてちゃんとはね、お姉ちゃんの紹介で友達になったんだ」

「……そうか」

 なのはの脈絡のない言葉にどう返したものかと迷うが、結局は当たり障りのない返答となってしまった。

 しかしなのはは気にならないようで、ただうん、と頷いて続きを話し始める。

「魔法の存在を知って、この世界の不思議とかにも興味を持ったって言ってた。それで図書館に通い詰めてるうちに、車椅子の上から必死に手を伸ばして高いところの本をとろうとしている女の子に気がついたって。それが、はやてちゃんだったんだ」

「………………」

 そういうことだったのか。

 なのはの話を聞いて、なぜこの時点で二人が知り合っているのかと疑問に思っていた俺は、その疑問が氷解していくのを感じた。

 つまるところ、無印時点で高町家に魔法の存在を知らせた影響がこんなところに出ていたということだ。

「お姉ちゃんとはやてちゃんが仲良くなって、それでお姉ちゃんから紹介されてわたしも友達になったの。それで、そのままヴィータちゃんたちとも仲良くなって……そんな、普通のお友達だったんだ」

「そう、か」

 なのはは、きっと俺に話して聞かせようという意図はない。ただ、口に出すことで心の内を整理したいのだろう。

 それを察した俺は、ただ相槌を打つだけに留めるのだった。

「はやてちゃんも、ヴィータちゃんも、シグナムさんも、シャマルさんも、ザフィーラさんも。みんな、わたしにとって大切な人たち。……だから、わたしははやてちゃんたちを助けてあげたい。友達、だもん」

 なのはがそう言うことは予想できていた。

 フェイトの時もそうだったように、なのはは誰かのことを慮れる優しい子だ。まして今回は既に親交のあるはやてに関する問題である。その友達のことを助けたいと言い出すことは予想できたことであった。

 しかし、

「……でも、はやてちゃんを助けるってことは闇の書を何とかするってことで……。クロノくんの言っていた方法は、犯罪……なんだよね」

「ああ、そうだな」

 なのはのそんな性格を知っているからこそ、こう言うことも予想できていた。

 俺が提案する方法の中には、ある一つの犯罪行為が含まれている。魔導師襲撃と比べれば罪の重さは比べ物にならないが、罪というものは比べるものではないだろう。それは結局、悪いことなのだから。

 それをなのはがよしとするか否か。この点に関しては、俺ははっきりと断言することが出来ずにいた。

 なのはは“良い子”であることに強いこだわりを持っている。これは俺が知る限りでは幼少時に家族から放っておかれたトラウマからくるもので、せめて良い子でいなければ家族はもっと自分から離れていってしまう、という幼いながらの危機感から来るものだった。

 ゆえに、なのはは“良い子”であることを容易くはやめられない。だからといって、友達のことを放っておくこともできない。

 今回の件は特に、止めてしまえばはやてが死ぬという極限の状況だ。フェイトの時とは迫る危機が異なる。しかも、今回はタイムリミットすら存在しているのだ。その短い時間で他の方法が見つかる可能性は限りなく低い。ただでさえ、これまで攻略不可能とされた案件なのだ。聡いなのはに、そのことがわからないはずがなかった。

 だから、なのはは悩む。

 フェイトの時のように、守護騎士たちの動きを阻止することは確かに出来るだろう。なのはには管理局との繋がりがあるからだ。しかし、それをすればただでさえ短いはやてのタイムリミットに間に合わなくなる可能性が格段に上がる。

 他の方法を探そうにも時間がない。俺の方法はいまだ試されていない新しい手だ。それも、かなり特殊な手段。今まで主の救済に成功どころか糸口さえつかめていない管理局が、代案を短時間で出せるかといわれれば、はっきり言って無理だろう。

 グレアムおじさんという例はあるが、あれははやてを犠牲にすること前提だ。なのはの望みとは対極に位置する以上、それで納得できるはずもない。

 止めたい。他の方法があるはずだと諭したい。しかし、現実にはそんな都合のいい話はない。そんなことは、なのはにもわかっているのだ。

 わかっていても、なのはは決められない。たとえ魔導師襲撃よりもマシだとわかっていても、なのはにとってはそれは大きな問題だからだ。

 もし娘が犯罪を行ったと家族が知ったらどう思うだろうか? 今度こそ、離れていってしまうかも知れない。それは、なのはにとって世界の終わりと等しいほどの絶望であるに違いないのだから。

 言葉が止まり、ついになのはは顔を伏せて立ち止まる。恐らく、改めて考えることでドツボにはまってしまったのだと思われる。

 自分は一体どうしたいのか。それを決めるのはなのはであり、俺ではない。ゆえに俺に出来ることはないが……かといって、こんな状態のなのはを放置できるはずもなかった。

 ふぅ、と呼気を吐き出して、俺はことさら軽い調子を意識して口を開いた。

「……まぁ、暫くはいいんじゃないか? 悩んでも」

「――え?」

 予想外のことを言われたとばかりに、なのはは驚いた表情で顔を上げた。

「結局のところ、なのはがどうするのかは、なのはが決めるしかないからな。厳しいことを言うかもしれないけど、なのはは偶然とはいえ強い力を手に入れて、それを受け入れたんだ。なら、それをどう使うかは他人に任せるべきじゃない。自分で決めるべきだ」

「……うん、わかるよ」

「だから、その使う理由は強い気持ちで決めないといけない。自分は何が大切で、何を優先するのか。一概には言えないけど、それを見定めることが必要だと俺は思う」

「……何が大切で、何を優先するのか」

 自分に言い聞かせるようになのはは呟く。

 とても9歳児に告げるような言葉ではない。それは俺も自覚している。しかし、なのはは偶然とはいえ強大な力を手に入れ、それを使うことを心に決めている。

 なら、それをどう使うかは自分で決めるべきだろう。他人任せにして、何かあった時に誰かのせいにしてしまうような真似は、なのはにはしてもらいたくはない。自分の力がもたらした結果なのだと受け入れ、責任を持つことが力を持つ者の義務だ。これに年齢は関係ない。

 大人でさえ難しく、俺だってあくまで自分の意志を優先させているだけで、これは正解というわけじゃない。

 というより、この問題に関しては十人十色だ。一般的に見たら悪でも、別方向から見ればそれは正義かもしれない。それこそコインの裏表のように、善悪とはちょっと指で弾くだけでひっくり返ってしまうような話なのだ。

 そんな頼りないものだからこそ、揺らがないと確信できる自分だけの理由が必要なのだ。なのはにとって、それが何なのか。それを見定めることが、なのはの成長に繋がる。俺はそう思っていた。

 そんな俺の話を聞いていたなのはは、じっと俺の目を見てくる。そして、ゆっくりとその小さな口が開かれた。

「……クロノくんにとって、大切なものって、なに?」

「俺が大切にしたいと思えるもの、だな。いや、意地悪してるんじゃないぞ? 要するに、その時その時で変わることもあるってことさ。家族や友達ってのはまぁ不変としても、全部が全部一生変わらないとは限らないだろ?」

 そう言うと、なのはは納得できないのか、むーと眉を寄せた。

 まあ、ここら辺は人生経験の差だな。盛者必衰万物流転。知り合いとの縁が切れるなんて、よくある話だろう。そしてそういう経験を積むには、なのはは時間的に無理がありすぎる。

 不満げな様子を見せるなのはに、俺は苦笑を浮かべた。

「今回で言えば、はやてや闇の書の件が優先すべきことだな。会って話して、はやてはいい子だったし、守護騎士たちも悪い奴らじゃなかった。出来れば助けてやりたい。闇の書も、俺には何とかできるかもしれないから、やる。それだけだな」

「……でも、悪いことなんだよ?」

「“それがどうした”だ、なのは。例えば死にそうな家族を助けるために、ある薬がいるとする。それを買う金はない。なら、俺はそれを盗んででも手に入れる。もちろん、その後警察に出頭して罰は受けるけどな。そこに程度の差はあれ、つまりはそういうことだ」

「………………」

「さすがに誰かを傷つけたりするのは、俺だって嫌だ。けど、そうも言ってられない時もある。なのはにだって、わかるだろ? フェイトを止めるため、仲良くなるために決闘までしたんだから」

「……うん」

「だから、大切なのは、自分にとって大切なものは何なのか、さ。俺ははやてを助けたいし、闇の書を何とかしたい。だから出来るだけのことはやる。そういうことだよ」

 一方的に知っているだけだった時から、はやての境遇には思うところがあった。実際に会ってみて、本当にいい子だった。なら、あの子は助けてやりたい。そう思うのは自然なことだった。

 何も出来ることがない存在だったなら、何もしなかったかもしれない。けど、俺には何とかできるかもしれない可能性がある。なら、手を出さない理由はない。

「それに、なのはの友達なんだろ? 友達の友達を助けたいって思うのは、当然じゃないか」

 結局、はやてを助ける理由なんてそういった沢山の小さな理由が積み重なっただけに過ぎない。でも、それが俺にとっては大事なことだった。ただそれだけだ。

 俺の言葉にきょとんとした顔をするなのはだったが、次第に表情を緩めて強張っていた顔が見慣れた明るいものになっていく。

「うん……ありがとう、クロノくん」

「おう」

 少しだけ笑みを見せたなのはは、不意に胸の前で手を握って目を瞑る。

 いったいどんな思いが胸の内によぎっているのか。それを察することは出来ないが、きっとこうすることはなのはにとって大事なことなのだろうと思う。

 だから俺は急かすこともなく、横でなのはが結論を出すのを待つ。

 そうして暫しの時間が流れた時。なのははすっと目を開くと、真っ直ぐに俺の目を見て自身が出した結論を俺に告げた。

「……わたしは、はやてちゃんを助けたい。でも、まだ決心がつかないんだ……。だから、もう少し。もう少しだけ考えてみたい」

「そうか」

 なのはが出した答えは、はやてを助けること。しかし、まだ決心がつかないというものだった。

 時間がないことはなのはにもわかっている。けど、こんな中途半端なままでは、きっと何も出来ないとなのはは思ったのだろう。

 決めなければ進めない。トラウマを克服しなければ、なのははきっと今回の件では何も出来ないまま終わるだけだ。

 “もしかしたら嫌われるかもしれない”

 そんな可能性の話が、なのはにとってどれだけ大きなトラウマなのか。そのことについて、考えて欲しい。

 幸い、なのはの協力が絶対に必要というわけじゃない。今はまだ、少しだけ時間をかけてみるのも悪くないだろう。

「んじゃ、いざ決断した時に力不足にならないように、訓練はビシバシいくからな。覚悟しておけよ」

「うん。あ、でもクロノくんが忙しいなら無理しなくても……」

 こちらに遠慮しているのかそう言うなのはに、俺はおいおいと返す。

「ちゃんと訓練つけるって言っただろ。約束を破るような真似はしないさ」

≪マスターはなのはさんに怪我をして欲しくないんですよ。ふふ、ツンデレなんですから≫

 うるさいな、まったく。まあ、あながち間違ってはいないけど。

 というか、珍しくずっと黙ったままだったな。いったいどうしたんだか。

 その旨、念話で訊いてみると、

<あんなシリアスな場面に水を差せるわけないじゃないですか。私は出ないほうが、なのはさんにとってもいいと思っただけです>

 と返ってきた。

 まぁ、確かに俺とのやり取りだけで精一杯なところがあったなのはだ。イデアも口を挟んでいたら、多少は混乱を招くようなことになっていたかもしれない。よっぽどそんなことはないとは思うが。

 とはいえ、その気遣いは嬉しいことだ。俺はサンキューと胸の内で感謝した。

 そしてそんなイデアの言葉を聞いたなのはは、ようやくいつものような笑顔を見せた。

「うんっ、ありがとうクロノくん」

「おう、気にするなよ」

 にっこり笑顔のなのはに、気にすることはないと答える。

 俺にとって、フェイトやその親友のなのはは既に妹のように大切な存在だ。そんな二人が困っていたら、手を貸すなんて至極当然。怪我をしそうなら、助けるのが当たり前というものだ。

 さて、長く立ち止まっていたが、そろそろ帰らなければ。

 そう思って歩き出す。その俺の隣になのはも並び、一歩一歩進んでいく。

 なのはがどんな考えを持って、どんな結論を出すのか。なのはではない俺には知る由もない。しかし、その出すこと答えがなのはにとって良いものであるといい。

 俺はそんなことを思いながら、夕方の海鳴市を歩いていくのだった。

















新暦65年9月19日 時空管理局本局


「よ、ユーノ」

「おかえりクロノ。なのはは元気だった?」

 翌日、地球から帰ってきた俺は、ユーノの元を訪ねていた。

 なのはの様子を伝えるためや、なのはの訓練メニューの話など、するべき話が沢山あったからだが、一番の目的はユーノにある頼みごとをするためであった。

「ん、まあ元気だったよ。ああ、そういえばなのはの訓練のことで話があるんだった」

「なのはの訓練?」

「ああ。それともう一つ。お前を探索の名手と見込んで頼みがある」

「ど、どうしたのさ急に」

 いきなり持ち上げられたうえに俺が頭を下げたことに驚いたのか、若干の狼狽を見せる。

 そんなユーノに俺はその頼みごとを告げた。

「無限書庫である情報を集めてきてくれないか? “闇の書”に関しての情報を」





 結果から言えば、ユーノは俺の頼みを快く引き受けてくれた。

 フェイトの裁判はもう少しかかるので、その間どうしようかちょうど考えていたところだったようだ。地球に戻ることも考えていたようだから、無理を言ってしまったことは申し訳ない。

 しかし、ユーノは不満を見せることなく「友達の頼みだからね」と言って笑って引き受けてくれた。

 本当にいい奴である。いい奴過ぎて、将来騙されたりしないか不安なほどに。まあ、頭もいいから大丈夫だと思うが、それにしてもあそこまで人が好い奴は希少なのではないだろうか。

 ……と思ったら、意外と周囲にはお人好しばかりだということに気がついた。なのは然り、フェイト然り、母さん然り。とりあえず、前者二人と一緒に今後社会に揉まれて擦れてしまわないように祈っておこう。

 と、まぁそんなことは置いておいて。これでひとまず準備はほぼ終わったと見ていいだろう。あとはユーノの報告を待って、ロッサに“夜天の魔導書”について教会の資料から調べてもらうことぐらいしかない。

 というわけで、まずはなのはの訓練。それと並行して目当ての世界なんかの検索など、やるべきことを進めていくだけだ。

 そしてそのためにまず俺がすべきことはただ一つ。

「とりあえず、休暇申請してくるか」

≪この際、溜まりに溜まった有給を派手に使い切ってやりましょう≫

 というわけで、早速事務に向かうことにする。

 はてさて、この先どうなることやら……。



 その翌日、クロノ・ハラオウン執務官の10月から一ヶ月近くにもおよぶ休暇が申請された。

 優秀な執務官のあまりにも長い休暇は管理局にとって良いことではなかったが、有給となれば認めざるを得ない。

 結局は9月中にある程度の仕事に決着をつけることを言い含めて、その申請は受理されることになるのだった。










==========
あとがき

 ヒャッハァー! 3日で書き上げたんだぜメルツェェェェル!!

 今回は事件前のそれぞれって感じですね。
  しかもイデアを出そうと思ったら、なぜかヴィータと犬猿の仲にw
 そんな予定はなかったのに、イデアさんが勝手に動いてしまいました。どうしてこうなった。
 まぁ、そこらへんのエピソードもそのうち出すとします。

 しかしそれぞれ平等に書いていこうと思っていたら、なぜかなのはの懊悩が中心に。あれ?

 まあ、いずれは触れなければいけない話題なので、仕方がないですね。

 このなのは、ハッキリしないなぁと思えますが、ぶっちゃけなのはさん9歳ですからね。
 いくら賢くて大人びていても、こういう問題に対処するには経験がなさすぎます。というか、自意識の発達中の期間にそこまで求められませんよ。物理的・時間的に無理だと思います。
 というわけで、なのはさんは悩みます。
 これが大人なのはだったら、それでもはやてちゃんを助ける! と言えたかもしれませんが、このなのははまだ家族に甘えたい年頃。そう断言することが出来ないのです。

 って、本文中に書けばいいことをこんなところに書いてしまったw

 まぁ、補足みたいなものと思っておいてください。

 では、今回はこれにて。
 また次回のお話をどうかよろしくお願いします。

 

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Comment
無題
まだまだいこうぜ!!メルツェェェェル!!(挨拶
更新お疲れ様でした
無限書庫で調べさせるとばれるかも知れませんねww
雪林檎 2010/02/05(Fri)20:34:47 編集
無題
俺に走る由も→俺には知る由も
通りすがり 2010/02/05(Fri)22:56:22 編集
RES
>雪林檎さん
さすがにこのペースでいくのはキツいっすw
まあ、ユーノに依頼したのは裏づけの意味もあるんですけどね。
一応他にも調べる理由はあったりします。まぁ、大した理由じゃないですが^^

>通りすがりさん
誤字報告ありがとございます。修正しました。
雪乃こう 2010/02/05(Fri)23:14:24 編集
無題
うおお、読んだその日に更新されてびっくりしたww
短期の更新お疲れ様です!!

話の展開がトントン拍子に進んできましたね。
グレアム提督の動向も気になりますが、なのはの成長のしかたも気になりますねー。
しかし有給一ヶ月って、どんだけ働いてるのwww
de- URL 2010/02/05(Fri)23:41:37 編集
無題
わずか3日で更新……だと……?なんという速さw思わずPCの前で「更新してる!ヒャッホウ!!」と叫んでしまい親に白い目でみられました。まあそれは置いておいて。
イデアさんマジ自重wいや、自重してコレなのかもしれないけど。イデアの存在はいいスパイスになってる気がします。
グレアム一派がどう出てくるのかいまだに予想できませんね。これからの展開に期待大です。

最近フェイトが名前しか出てきてないことに全俺が泣いた……まあ海鳴中心の話が続いてるからしょうがないんですが。影の薄さで有名なユーノくんですら出てきてるのでそのうち出してやって下さい。
流星 2010/02/06(Sat)01:36:00 編集
感想
>報告すべきことを報告し終え、アリアは正面に机越しに座る主へと視線を向ける。
「正面の机越しに座る」だと思うのですが・・・

>なのはは、きっと俺に離して聞かせようという意図はない。ただ、口に出すことで心の内を整理したいのだろう。
「俺に話して聞かせようという意図」だと思うのですが・・・

感想
なのはの訓練相手にヴィータですか。この模擬戦とクロノの訓練メニューでなのはが何処まで伸びるのか楽しみですね。

今後、クロノが士郎や恭也、美由希やシグナムと稽古をした場合、どれ位成長するのかも気に成りますね。

次回の更新も楽しみにしています。
2010/02/06(Sat)02:21:52 編集
無題
ハッハー!!三日で書き上げるたぁ、大した根性だぜメルツェェェェェル!!!

さぁ、物語が盛 り 上 が っ て 参 り ま し た 。
どのような結末を迎えるのか今から楽しみにしてます。
コジマ漬け 2010/02/06(Sat)09:56:58 編集
RES
>de-さん
提督のところは何だか書いてて楽しかったですw
なのはの成長とともに、どうなるか楽しみにしていてください^^
ちなみにクロノは有給をほとんど使っていません。こう、病気になった時のためとかに取っておこうとしたら、そのまま……みたいなw

>流星さん
この短期更新は度肝を抜くことが出来たようで、何よりです^^
それにしてもうちのイデアは私の手を離れて勝手に動くので困ったものです。
こいつ、これでも自重してるんだぜ……。
グレアムさんの動向もどうかお楽しみにw
そしてフェイトを出すことは、私も考えてました。どこかで小話的にこっそり出せたらなーと思ったまま、先に進んでいきそうで怖いですがw

>俊さん
誤字報告ありがとうございます。修正しましたー。
有給使ってまでクロノは休んでいるので、今後はどちらかというと地球よりの話になるかもしれませんね。
なので、そういうイベントもあるかもです。
っていうか、そろそろフェイト出してあげなきゃw
このままじゃ実際に闇の書事件に入らないと出てこないことにw

>コジマ漬けさん
そろそろ深刻なコジマ汚染にかかりつつある雪乃こうですw
最近ACやってないのに、ついつい出ちゃうあたりもう重度ですねw
さて、ようやく物語が進み始めました。
今後どう展開していくのか、どうか楽しみにしていてください^^
雪乃こう 2010/02/06(Sat)11:21:34 編集
無題
3日とはたいしたもんだぜメルツェェェェェル!!

次回も期待してるぜメルツェェェェェェル!!

でもきょう×なのも期待してるんだぜメルツェェェェェル!!
a.cline 2010/02/06(Sat)15:41:21 編集
RES
>a.clineさん
やっちまったぜメルツェェェル!
この速度がいつまでもつかはわかりませんが、たぶん長続きはしないと思いますw
そしてきょう×なのはすみません。
まだ更新するつもりはあるので、気長に待っていただけると助かりますm(_ _;)m
雪乃こう 2010/02/07(Sun)00:20:38 編集
無題
クロノが 御神真刀流を 煮る可能性はないか?
zero 2010/02/07(Sun)13:07:19 編集
RES
>zeroさん
煮る、という表現が何を指すのかはわかりませんが、クロノが御神流を修得するかという質問でしたら、たぶん修得しません。
御神真刀流は刀を使う剣術ですから、クロノの戦闘法に合いませんからね。
雪乃こう 2010/02/07(Sun)17:27:33 編集
無題
予想以上、いや、想像以上の早い更新お疲れ様です♪

大丈夫、俺ならイデアとタメを張れるはず・・・

まさかこれで、なのはの接近戦能力が向上!?
タピ 2010/02/09(Tue)09:58:13 編集
RES
>タピさん
いやぁ、調子に乗って書きまくりました^^;
イデアはもう本当にどうしようもないですw
なんとか制御しないとなぁ。
そしてなのはさんが原作とどう変わっていくのかは、まあこれからのお楽しみにということでよろしくお願いします。
雪乃こう 2010/02/09(Tue)11:43:32 編集
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